前回のお話をまだ読まれていないというかたはこちらからどうぞ。

めずらしいバッグがある?!
お会計前に再度在庫確認をお願いすると、戻ってきた店員さんが少しそわそわした様子で話し始めました。
「ちょっとめずらしいバッグがあるんです」と。
そのバッグの名前は「ケリーダンス」。たしか、ウエストポーチのように腰につけられるデザインだったような記憶がありました。以前からエルメスに魅了され、あれこれと勉強していた私は、その名を聞いてすぐにピンときました。
「見せていただけますか?」とお願いすると、以前バーキンを案内していただいた小部屋へと通され、ドキドキしながらバッグを待ちました。


プレシャスレザーのバッグ
店員さんが持ってこられた袋の中には、なんとプレシャスレザーのケリーダンスが。エルメスでプレシャスレザーを拝見するのは初めての体験。正直、価格のことが頭をよぎりましたが、見るだけなら……と気を取り直しました。
袋から現れたのは、ピンク系のとても愛らしいケリーダンス。
手袋をして持たせていただくと、びっくりするほど軽いのです。レザーの種類によって重さが異なることを知り、またひとつ学びが増えました。


そして何より、ひと目でときめいてしまったのです。
夫も「似合うね」と背中を押してくれ、めでたく我が家に仲間入りすることとなりました。
来店予約がしたい…
ケリーダンスを手に入れて以降、ますますエルメスの魅力に取り憑かれた私は、前回の店員さんにまた接客してもらえたら嬉しいなと考えていました。
店舗に電話して来店予約ができるか確認してみることにしました。
先日楽しくお買い物させていただいたので、同じ方の予約をとりたいのですが・・・
あいにく予約品の受け取り時しか来店予約がとれません。
申し訳ございません。
〇〇にお言付けしておきましょうか?
そうなのですね💦
ありがとうございます。
よろしくお願いします。
そしてこのあとフルネームと電話番号をお伝えし、電話をきりました。
あの店員さんから連絡が!
そのあとしばらくして、例の店員さんから折り返しのご連絡をいただきました。
前回のお礼を伝え、「また気になるお品があって…」と話し始めたところで、
どんなお品でしょうか?
と、あちらから詳しく尋ねてくださったのです。品名を伝えると
「入荷があればご連絡しますね」
と言ってくださいました。
このやりとりをきっかけに、次回の予約へとつながりました。
その後は予約の品がなくても来店の予約が取れるようになり、個室に通していただくこともありました。自然と「担当さんがついた」と実感できるようになっていました。
ネットでは「エルメスの担当=名刺をもらえる人」という情報も見かけますが、私自身は名刺をいただいていません。無理にお願いするのも無粋な気がして、そのままになりました。
結果的には、名刺がなくても担当さんはついてくださる——。これが、私の実体験を通して感じたことです。
まとめ
この「エルメスの担当さんはどうやってつく?」シリーズは、2022年1月に公開された記事をリライトして2025年に掲載しております。
2022年10月ごろから、国内では予約品受け取り以外での来店予約が難しくなりましたね。
エルメス人気が加熱してきたことからルールが変わったようです。
店舗や時期によって細かいルールは変わるようですね。
これからも、エルメスを愛する方々がその魅力を安心して楽しめるような、健やかな流通が続いていくことを願っています。
それでは。
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